このe-ラーニングシステムは、当学会員の外来診療の質の向上に役立てるための自己学習支援ツールとして、利用者がお互いに教え合うというスタンスで構成されています。実臨床に即した問題では唯一絶対に正しい解答は少ないことから、必ずしも正解や単なる知識を求めるだけの問題とはなっていません。あなたが「知っていること/知らないこと」「やっていること/やっていないこと」「できること/できないこと」などをチェックする仕組みになっています。設問に回答した後に解説文と添付資料に目を通し、情報を収集することにより自己学習を更に進めることができます。また一部の設問には関連する講演動画が用意されています。この試用版では問題の数や機能が限定されていますが、e-ラーニングシステムを体験していただき、是非、当学会へ入会の上、会員向けのシステムをご利用いただければ幸いです。
一般社団法人日本外来小児科学会
生涯学習委員会 自己学習プログラム検討会

設問分野と主な内容

e-ラーニングシステムでは以下の分野の設問を用意しております。

症候:咳嗽と喘鳴、脱水、腹痛、慢性頭痛など
疾患:急性中耳炎、熱性けいれん、川崎病など
救急・事故:救急処置とトリアージ、クリニックの危機管理など
予防接種:予防接種の安全管理、医療従事者のワクチンなど
健診:乳幼児健診、乳幼児股関節脱臼
園学校保健:学校検尿
医師国家試験問題

設問を解く

会員向けのe-ラーニングシステムから、二つの設問をお試し版として公開しております。このサイトでは機能が制限されていますが、会員向けシステムでは、問題ごとに選択肢の回答数、回答率が表示され、会員の回答比率を知ることにより自分の外来診療の立ち位置を知ることができる仕組みになっています。また、会員同士の意見交換ができるよう、各問題ごとにコメントを投稿できる機能や掲示板形式の談話室が設定されています。

  • 急性中耳炎
    小児の上気道炎に急性中耳炎を伴うことは多く、上気道炎患児の診療において鼓膜所見のチェックは欠かせません。本学会会員による多施設共同調査で、一般小児科外来を受診した気道感染症患児における急性中耳炎の有病率は5.3%との報告があります。「中耳炎は耳鼻科で」というのではなく、小児科医は急性中耳炎の診断(耳鏡による鼓膜所見の評価)と、少なくとも初期または軽症~中等症症例の治療(抗菌薬の適正使用)に習熟すべきです。この設問はその入門編です。
    参考資料:
    ①土田晋也.一般小児科外来における急性中耳炎の有病率と症状・徴候.日児誌2014;118 : 779-783
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  • 救急処置とトリアージ
    子どもの心肺停止に対する胸骨圧迫などの一次救命処置は、医療者は必須の知識です。特に胸骨圧迫は、道具を必要とせず、その手技の質が子どもの予後に大きな影響を与えます。知識を学ぶだけでなく、是非ハンズオンの講習会などに積極的に参加して体得してください。ガイドラインは5年ごとにアップデートされています。
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動画を見る

会員向け自己学習システム「e-ラーニング外来小児科Q&A」の利用方法について、簡単な動画にまとめました。ご視聴ください。

サムネイル

■タイトル
e-ラーニング外来小児科Q&Aの使い方


■作成
日本外来小児科学会 生涯学習委員会 
自己学習プログラム検討会


2023年1月18日 up

注意

このサイトは、e-ラーニング外来小児科Q&Aのコンテンツの一部を体験版として公開しております。そのため、会員向けのe-ラーニングサイトの機能を制限させて頂いておりますので、ご了承ください。また、当サイトに公開している設問、解説文などすべてのコンテンツの著作権は本学会が所有しております。無断転載・二次利用は硬くお断りいたします。